病害虫メモ

斑点米カメムシ類

更新日: 2025/12/02
執筆者 農研機構 東北農業研究センター 水田輪作研究領域 ICT活用技術グループ 上級研究員 田渕研
2025年12月2日時点

水稲栽培における斑点米カメムシ類の簡易察知表
(アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、ミナミアオカメムシ、ホソハリカメムシ)

名前 アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、ミナミアオカメムシ、ホソハリカメムシ
葉(花)・茎・果実を見る ・イネ科雑草地などで生息し、水稲の出穂前後に本田に侵入する
・吸汁された玄米は不稔(ふねん)となる、もしくは斑点米被害を受ける
・クモヘリカメムシやミナミアオカメムシの吸汁がひどい場合には青立ち症状が出る
害虫・トラップを見る ・出穂期前後に本田内で補虫網によるすくい取りでカメムシ類を確認し、侵入の目安にする
・アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシ、ミナミアオカメムシは合成フェロモンルアーを用いた粘着板トラップで成虫を誘殺し、侵入の目安にする
主な有効薬剤 スミチオン(1B)、キラップ(2B)、トレボン(3A)、ダントツ(4A)、スタークル(4A)、アルバリン(4A)、エクシード(4C)、エミリア(4F)、プロセーバー(9B)、プレナム(9B)

()内の英数字はIRACコード(同じコードの連用は避ける)。



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また農薬の使用に関しては、使用前にラベルをよく読み、ラベルに記載以外の用途に使用しないでください。
12月7日(日)
所により曇り
17.3℃
8.4℃
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 77% 71% 0% 0%