防除の調査事例

根こぶ病とネコブセンチュウはどう見分ける?

更新日: 2025/03/27
「土壌病害虫アンケート2024」の質問への回答から抜粋

土壌病害虫防除の疑問を日本石灰窒素工業会に聞きました!!

根こぶ病とネコブセンチュウの判別が難しい…。

似たような症状ですが、根こぶ病はアブラナ科の作物のみに発生します。ネコブセンチュウは主にキュウリ、トマト、メロン、スイカなど果菜類に寄生します。

僕はアブラナ科を栽培しているので、ネコブセンチュウじゃなくて根こぶ病の対策が必要なんだね。

そうですね、アブラナ科の根こぶ病防除には、石灰窒素の施用も効果的です。植え付け2~3週間前に発病度に合わせて、10a当たり100~200㎏を散布して土壌混和します。発病度が大きい場合には薬剤との併用をお勧めします。

なるほど。他に気を付けるポイントはある?

根こぶ病は酸性の土壌条件で発生しやすいので、土壌が酸性の場合は改良が必須です。